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2024.12.9

vol.24

使いすてスポンジの開発物語

開発物語vol.24は、「使いすてスポンジ」をご紹介します。

薄型でコンパクトなので泡立ちよく洗えて、毎日取り替えられるので衛生的なスポンジ。

開発担当者に商品化の背景、商品特長について詳しくお聞きしました。

目次

  • 「使いすてスポンジ」の開発担当者はこの方!
  • 商品化の経緯
  • 「使いすてスポンジ」の特長
  • 今後の商品展開

「使いすてスポンジ」の開発担当者はこの方!

住居関連部/今中バイヤー

台所用品と紙製品を担当されています。大学をご卒業後は家電量販店に入社され、製紙メーカーの営業を経てニチリウに入社。

これまでバイヤーとしてペット、文具・玩具、日用品など幅広いカテゴリーを担当された住居関連アイテムのスペシャリストで、多くの新商品開発に携わってこられました。

商品化の経緯

<聞き手>

商品化のきっかけを教えていただけますか?

<今中バイヤー>

はい。コロナ禍で高まった除菌・抗菌などの衛生意識が継続していることに加え、日々忙しい子育て世代中心に家事のストレスを少しでも軽減したいというニーズの高まりも感じていました。

そのような状況下で、使いすてスポンジは食器を洗って使い捨てできるため衛生的で便利である上に、食器を洗った後に使いすてスポンジでシンクを小まめに掃除することで、汚れを溜めず清潔に保つことができます。

衛生面と利便性を兼ね備えた使いすてスポンジは世の中のニーズにマッチしているのでぜひ開発したいと思っていました。

<聞き手>

そうなんですね。商品化を検討するにあたり参考になったことはありますか?

<今中バイヤー>

使いすてスポンジは小さくて洗い辛いのではないか、本当に使い勝手が良いのか最初は半信半疑でした。

そこで自宅で妻に意見を聞いたところ、曲がるからグラスが洗いやすいし、食器を洗った後シンクとかも洗えて捨てられるのが便利だと言っていました。

また一人暮らしをする娘もスポンジがコンパクトで場所を取らないから良いと言っていました。家族の声を聞いて使いすてスポンジはぜひ開発すべきだと確信を持てましたね。

<聞き手>

確かにスポンジは雑菌の繁殖が気になっていたので、使い捨てすることは衛生面で安心ですね。シンクの掃除を小まめにするきっかけにもなりそうです。

「使いすてスポンジ」の特長

<聞き手>

「使いすてスポンジ」の特長を教えていただけますか?

<今中バイヤー>

商品化する前に社内の女性にも意見を聞き、それを踏まえて開発を進めました。

用途に関しては、食器洗いやシンク周りの掃除に加え、ペット用品を洗ったり、掃除するニーズがあることもわかりました。

またスポンジがやわらかすぎるとコシがなくて洗い辛いなど、使い勝手についてのヒントも得ることができたので大変参考になりました。

更にスポンジの色に関しては、3種類のサンプルを用意しどの色を使いたいかアンケートを取りました。色が薄いと汚れが目立つし、濃すぎると汚れているのがわかり辛い等の意見が挙がったので

その意見を踏まえて中間の色を選びました。スポンジが小さくて子どもの手でも持ちやすいので、お子様の洗い物お手伝いデビューにも使っていただけると嬉しいですね。

<聞き手>

女性の意見を実際に聞いて開発された素晴らしい商品ですね。

今後の商品展開

<聞き手>

今後の展開で何か決まっていることはありますか。

<今中バイヤー>

市場では使いすてスポンジもどんどん進化しており、セスキや重曹を配合したもの、ハードタイプなど付加価値のある様々な種類が登場しています。

台所用品は日々家事で使う物なので、お悩み事も多いと思います。今後もユーザーの耳に声を傾け、少しでもそのお悩みを解決できるような商品を開発していきたいです。

<聞き手>

期待しています。

手軽に食器洗いや掃除ができて、衛生的な使いすてスポンジをぜひお試しください。